ハンドボール問題・その後・・・
サッカー批評で有名なかのセルジオ越後氏が、ハンドボール問題について、2月7日の朝日新聞朝刊に寄稿しておりました。オピニオン紙面の「私の視点」です。
ネットなどで反応を見ておりますと、そもそもセルジオ氏がサッカー以外のスポーツの問題に意見することにあーだこーだ言う人がいるんですね(笑)。確かに彼の専門畑はサッカーでしょうが、いちスポーツジャーナリストに変わりはないはずですから、そんなに意外なことではないと思いますが。そもそも、彼は数年前から日光アイスバックスのシニアディレクターとして異種スポーツ団体の経営に乗り出しているのは周知の事実ですし。個人的には、経営が苦しいながらもがんばっている、おらが村のアイスホッケーチームを支えてくれているセルジオ氏には感謝してますが。
まあそれはそれとして。今回のコラム、朝日の紙面でも相変わらずトばしてんのか?と思いつつ読んだんですが。日韓大会のアレをジャッジミスとはっきり言ってるあたりでやっぱりとばしてるなあ、と。しかし、ハンドボールの審判問題をただのジャッジミスで括るあたりは論点ずれてます。ハンドの『中東の笛』は、「公平」という大原則をぶち壊す、スポーツの根底を揺るがす問題ですから。ジャッジミスとかいうレベルではないでしょう。ハンド関係者が読んだら、こいつ何もわかってねえ!って怒るよ。
けれどマトモなことも言ってます。トップレベルのスポーツが企業スポーツとしてしか発展しない日本の現状を嘆いているあたりです。実業団べったりのスポーツ嫌いですから、わたしも。そりゃー何でもかんでもプロ化すればいいっていうのには賛成しかねますけどね。プロ化には、試合に負けたら責任とるとかいう問題以前に、経営として成り立つかどうかという問題、いわゆるお金の問題がありますし。
今回の騒ぎでせっかく火がついたハンドボール人気なのに、私たち世間一般の人間はハンドボールのルールを一過性の知識として撫でた程度です。多少なりともスポーツに興味のある人間なら、あの試合で活躍した選手たちは普段どこで試合しているのか?日本最高峰の試合はどうやって見れるのか?くらいの情報は流して欲しいものです。その点でセルジオ氏の意見には大いに賛同します。協会が中東への対応で苦慮していて手一杯なのは分かりますが、ハンドボールのメジャー化のためには、ここが大事なところですよね。宮崎選手がよく言う、「ハンドボールをメジャースポーツにする」ための努力、選手にばかり頼っていないで、協会および関係者の奮起を期待します。