名古屋国際女子マラソン
高橋尚子選手は2時間44分18秒の記録で27位。惨敗でした。優勝は初マラソンの中村選手。報道内容からは、代表選手に大きく前進だそうです。
正直、中村選手についてはまったく知りませんので、何とも言えません。経験豊富な天満屋の監督さんの言うとおりに調整して、北京でがんばればいいでしょう。北京では、野口選手はキッチリと整えてくるでしょうし、土佐選手にしても同様でしょう。個人的には、大阪の世界選手権でみせたような、土佐の驚異的な粘りがみたいです。アレは本当にビックリしましたから。まあ、粘りを見せる前にぶっちぎりで勝ってくれればそれに越したことはないんでしょうが(笑)
かなり緊張しながらテレビ中継を見守っていたわけですが、スタート前から高橋選手の顔色の悪さは明らか。見ながら不安を覚えつつスタートを迎えましたが、スタート後もあのペースで前へ出ないことでその不安は確証へと変わり、9キロ手前での失速、惨敗へと繋がりました。
正直残念です。ずっと彼女を応援してきた者として、オリンピックの舞台で再び彼女の走りを見ることができず悲しいです。報道はアレコレ言い立てます。右ひざのケガ・手術の影響、それに伴う準備期間の短さ、調整方法への疑問、なにより、指導者無しの体制への疑問。
特に最後の点ですが。こういう指摘、“アホらし”と思うのです、個人的には。この体制での大きなデメリット(高橋選手の独断で練習が進み、苦言を呈する人がいない、とかいう)なんて、チーム立ち上げ時から百も承知でしょう、彼女自身。それでも挑戦する彼女の姿勢に応援したいと思う気持ちが湧くのです。自分で考え、自分で調整し、自分のレースをする。当たり前のことじゃないんですかね、それって。もちろん、こういう体制化では自分にもチームメイトにも負う責任の重さは実業団選手の比ではありませんが、それも承知の上でです。
おかしいのは日本の現状では?実業団の監督におんぶにだっこで言われたとおりに走るだけ、の選手の皆さん。どっかの監督みたいに、レース中ずっと自転車で伴走して声かけ続け、大会運営上大きな問題になったり。それで優勝できて何が嬉しいんでしょう???
女子マラソンのレース後ってみんな言いますもんね。「監督が○○キロあたりで~~だったら~~していいよって言ったので、~~しました。」とか、「監督の言うとおり、○○キロで行こうと思ってたんで・・・」とか。ただカントクの言うとおり走って、ただタイムを追い求めて、それだけで終わってしまう競技人生の何が楽しいんでしょう。見てるこっちはそういう選手からは何もメッセージをもらうことはできません。
彼女を応援したいと思う理由。それは、いいときも悪いときも、自分で選んで歩いてきた道だからこそ、すべてを受け入れる強さ、潔さにあふれている、自立したスポーツ選手だから。見ている者は、そんな彼女から力をもらえる。オリンピックの代表になれてもなれなくても、それはこれからもずっと変わりません。
